アップデートの手動制御
製品のアップデートを手動で制御することができます。
制限事項
アップデートは、Windows および Linux デバイスで制御することはできますが、Mac では制御できません。
自動アップデートを停止することで、新しいバージョンの製品を社内展開する前に動作検証が行えるようになります。
注
自動アップデートを停止した後も、セキュリティアップデートは自動的に適用されます。
このヘルプトピックでは、手動アップデートの設定方法のほか、アップデートの検証および展開を行う方法について説明します。
手動アップデートの設定方法
「マイプロダクト > 全般設定 > 手動アップデート」を参照し、「アップデートの手動制御」をクリックします。
注
この設定を行うと、すべての自動アップデートが停止します。設定は、確認の操作なしで直ちに適用されます。
はじめ次のような状態にあります。
- すべてのコンピュータに「Newest (最新バージョン - 推奨)」がインストールされています。これよりも新しいバージョンがリリースされるまで、このバージョンの表示は変わりません。
- 手動でアップデートを行わない限り、どのコンピュータもアップデートされません。
必要に応じて、この後、検証用コンピュータをセットアップしてください。
テストコンピュータのセットアップ
テスト用のコンピュータに新しいバージョンをインストールして動作検証を行うことができます。
- 「テストコンピュータ」の一覧で「追加」をクリックします。
- 「割り当て可能なコンピュータ」のリストからコンピュータを選択します。
これで、アップデートを検証して手動で展開することができます。
アップデートの検証と展開
Sophosが新しいバージョンの製品をリリースすると、次のことが起こります。
- メール警告が届きます。
- バージョンが「Newest (最新バージョン - 推奨) 」のコンピュータは、「Oldest (最も古いバージョン)」に変わります。
バージョンのリストの「アクション」という列に表示されるボタンを使用すれば、任意のタイミングでコンピュータをアップデートすることができます。
通常、選択した一部のコンピュータで新バージョンの動作を検証してから、社内のすべてのコンピュータに展開します。
テストコンピュータの横の「アクション」カラムで、「テストコンピュータを新しいバージョンにアップデート」をクリックします。
他のすべてのコンピュータをアップデートする準備ができたら、「非テストコンピュータ」の横の「アクション」カラムで、「テストコンピュータと一致するようにアップデート」をクリックします。
これによって、非テストコンピュータが強制的にアップデートされます。コンピュータは、ポリシーの更新を受信すると自動的にアップデートします。なお、このアップデートは、サーバーやエンドポイントに対するアップデートの管理ポリシーで設定したスケジュールに従って行われます。
「Previous」バージョンが表示される状況とその対応
テストコンピュータを「Newest (最新バージョン - 推奨)」にアップデートしたものの、それ以外の残りのコンピュータがまだ「Oldest (最も古いバージョン)」であるときに、ソフォスが別の製品アップデートをリリースすると、次のことが起こります。
- テストコンピュータのバージョンの表示が「Previous (1つ前のバージョン)」に変わります (最新バージョンよりも 1つ前のバージョン)。
- 非テストコンピュータのバージョンは、「Oldest (最も古いバージョン)」のままです。
テストコンピュータの横にある、テストコンピュータを新しいバージョンにアップデートするアクションボタンを使用できます。
非テストコンピュータの横にある、テストコンピュータと一致するようにアップデートするアクションボタンを使用できます。
アップデート版の有効期限が切れた場合
ソフォス製品のアップデート版の有効期間 90日です。「Oldest (最も古いバージョン)」バージョンの有効期限が切れると、コンピュータは次のように強制的にアップデートされます。
-
すべてのコンピュータが「Oldest (最も古いバージョン)」の場合は、自動アップデートが再開します。
注
この場合、すべてのコンピュータが最新バージョンにアップデートされます。アップデートの手動制御は解除されます。
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非テストコンピュータに「Oldest (最も古いバージョン)」がインストールされており、テストコンピュータに新しいバージョンがインストールされている場合、非テストコンピュータは、テストコンピュータと同じバージョンにアップデートされます。